学校評価：家庭③　保護者自身の子育て評価

今年度、保護者による学校評価項目の中に、保護者自身の子育てに関わる内容も入れさせていただきました。その最も大きな理由は、子どもたちの育ちは学校教育が主でなはく、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を担い、協働的に子育てに参加するコミュニティ・スクールの観点から取り入れたものです。子どもの育ちを「学校は・・・」とだけ捉えるのではなく、「親として私は・・・」とふり返りながら、ともに協力し合う、そのような関係性を築いていければと考えます。

さて、子育てに係る項目の結果は、なかなか興味深いものでした。

（あたりまえといえばあたりまえなのですが）この結果から、多くのご家庭で子どもたちと対話し、意識的な関わりをもっていることがわかりました。しいて言うならば「少しそう思う」のみなさまが「とてもそう思う」と答えているご家庭の家庭教育に関心を持ち、情報共有をしながらより子どもたちとの関係を充実させていただければと願います。

さて、今回の学校評価において、最も驚きだったのが「先生方と連携して、子どもの育ちのためのサポーをしていきたい」と肯定的に回答した保護者が９７％に上ったことです。この数値は予想外で、私たち学校の認識の貧弱さを恥じ入るばかりです。同時にこれからの大宮小学校の教育づくりに大きな希望を与えていただきました。保護者のみなさまは「準備ができている」ということであり、要は学校がどう応えるか、ということだと思います。ぜひ、連携して充実した子育て環境をつくりだしていきましょう。ありがとうございました。　　　　　　　　　　　大宮小学校　校長　比嘉　悟